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ヤマウチ夫妻からもらったヒント

湘南国際マラソンのの2日後、
会社帰りに北京五輪英国代表選手の
マーラ・ヤマウチさんの講演会へ足を運びました。

幼少時代にケニアに8年近く住んでいて、そのお陰で心肺機能が向上したこと。
イギリスには日本の実業団のようなマラソン選手を抱える企業がなく
「仕方なく」仕事として外交官になったこと。
そして、夫・シゲトシさんが会社を退職し彼女のマネジメント・栄養管理・
そして、トレーニングを専任で行っていることなどを披露してくださいました。

自分自身の人生やマラソンランナーとしての目標を細分化して期限を設定。
大きな夢を描きつつ、一つひとつの目標と現実的に向き合っていく・・・という
とても「戦略的なアスリート」なのですね。

講演後、マーラさんやシゲトシさんと自由にお話をする機会がありました。
マラソン経験のないシゲトシさんのトップアスリートに対する支援活動に興味津々の私。
レースの当日に体調をベストな状態にもっていく「Peaking」を
食事の面からどのようにサポートしているのかを質問しました。

湘南国際ではお腹の具合が今ひとつだったので
その事をお伝えすると、「レースの3時間前には何を食べましたか?」
そして、「食事を何回か試しましたか?」と逆に質問を受けました。

大量の炭水化物の摂取は、時にお腹の調子を悪化させるとのこと。
マーラさんは様々なメニュー+長時間ランを色々と試したそうです。
食事も練習をするのですね!目からウロコのお話。
手をつけたことのないレース前の準備の多さに気づかされました。

それにしても、ヤマウチ夫妻は二人とも表情が明るく前向き。
北京への準備も楽しんでいる様子でした。これからの活躍に期待大です。

4月のかすみがうらマラソン。
私も色々な準備を楽しみつつ、レース当日を迎えたいと思います。
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by sa-ya-sa-ya | 2008-03-19 14:21 | 日常のできごと

湘南国際マラソン 2008

3月16日、大磯プリンスホテル前。
スタート時刻を待つバイパスに並ぶ大勢のランナー達。
むせ返るような潮の香り、キラキラ光る波間。
いかにも「湘南らしい」景色に気持ちが高揚します。

9:30スタート。

スタート地点に現れた、欽ちゃんこと萩原欽一氏や
東国原宮崎県知事のコントのような挨拶にすっかりリラックスしてスタート。
恐るべし、笑いの効用。30キロのレース前、緊張から開放されました。

レースには少し強すぎる日差しが気になりますが、
1ヶ月前の東京マラソンのように寒さによる筋肉のこわばりとは無縁。
あたたかな気候の中で、走れることを全身が喜んでいるようです。

喜びはつかの間でした。距離表示が5キロごとのため、ペースが掴めません。
5キロ過ぎからオーバーペースの影響か、身体全体に倦怠感が波のように押し寄せます。
10キロでは、早くもリタイアの4文字が頭に浮かんでは消えていく・・・。

――私の好きな研究者に、東京大学社会学研究所の玄田有史准教授がいます。
数年前に「ニート」という著書を出し、世の中にニートの存在を知らしめた方。
個性的なパーソナリティとは裏腹に、あたたかなまなざしで
世の中の人に関わる事象を分かりやすく伝えてくれる稀有な存在です。

マラソンで辛い状況に陥るとよく思い出す玄田さんの新聞記事。
「働くのはかなしい、けれど」という若年層の社会人に向けたメッセージです。
この日も、何回か内容を思い出しました。

そこでは、「カベにぶつかったときは、
逃げずにその前でウロウロすることが大切だ」と語っています。
逃げ出すのはたやすいけれど、
いつか訪れるかもしれない偶然の出来事や変化を待つことが重要なのだと。

私はオーバーペースを反省して、次の作戦へ移ります。
キロ4分半ペースをあきらめ、ちょっと様子を見ることにしました。
無理せず、前へ進むことに集中・集中。

15キロの折り返し後、ランナー仲間からたくさん声をかけていただきました。
オレンジ色のランニングシャツを着る「アミノバリューランニングクラブ」の仲間も多数。
お互いゴールまでがんばりましょう!とエールを送ります。

聞きなれた声に反射的に手を挙げると、そこには友人Mさんの姿が。
この日のレースは見送りと聞いていただけに、
驚きとうれしさで身体に元気が戻ってきました。(よかった!)

最後の10キロ、すっかり復調。
マラソンは時間のかかるスポーツだからこそ、調子の浮き沈みがあるのですね。
ペースも安定して、キロ4分40秒くらい。ココロもカラダも前向きに。

ゴール手前、ボランティアの方々からの盛大な拍手と沿道の声援。
急勾配を懸命に駆けあがり、フィニッシュ!!

2時間22分。
目標タイムに2分届きませんでしたが、
前回出場の静岡駿府マラソンのレース経験も手伝って
30キロを良いペースで走れたことは自信になりました。

数分後、東国原知事がゴール。(握手をしていただきました!)
公務の合間にレースに出場するという、そのエネルギーに脱帽しました。
「走っているから元気」なのかもしれませんね。
私も見習いたいところです。

マジメに走る今シーズンのレースは、あと一つ。
4月のかすみがうらフルを残すのみです。
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by sa-ya-sa-ya | 2008-03-19 05:48 | レース報告

静岡駿府マラソン 2008

3月2日。
朝6時台の新幹線に乗り、2年ぶりに静岡を訪れました。
雲一つない青空、明るくあたたかな日ざし。
絶好のレース日和、2度目の静岡駿府マラソンに出場しました。

レース5分前。
陸連登録選手の列に(一応)加えていただき
最前列から数えて3列目に並びました。

すぐ目の前には、ゼッケン番号「1番」が。
大阪国際女子マラソン優勝のマーラ・ヤマウチ選手です。
スタート直前だというのに握手をしていただき
かなりのモチベーションアップになりました。(結構ミーハーなんです)

9時5分、スタート。
東京からきたイシさんに見送られながら駿府城を後にします。
イシさんは、体調不良のため出場を見送り。残念でした。
マーラさんの姿は、あっという間に見えなくなります。
実際の姿はとても華奢な印象でしたが、
走りは力強さがありました。さすがです。

スタート100m、すぐ隣りにやってきたのはアラキさんです。
この日は、目標「1時間35分」のタイムを切るペースを作っていただくため
わざわざ名古屋から足を運んでくださりました。

タイムにこだわるのは、ささやかな野望のため。
この秋で開催が最後となる東京国際女子マラソンの
出場資格「標準タイム」を出すことを目標としてレースに臨みました。

このシーズンは、あこがれのレースに出場したい一心で
少々無理なレース・スケジュールを組んでしまいました。
結局、レース中もこの強行スケジュールに泣かされることになりますが・・・。

最初の5キロ。
距離表示がないまま進んでいるので
どの程度のスピードなのか、皆目見当がつきません。
スタート時の周囲のスピードにあおられないよう気をつけます。

~10キロ。
中間地点にさしかかる頃には、足の重さが気になりはじめます。
やはり、2週間前の東京マラソンの疲れが残っているよう。
アタマや心肺機能はまったく問題ないのですが、足がついていきません。

~15キロ。「現状維持で」とのアドバイスを受けて走り続けます。
これ以上、無理をしなくていいんだ。
そう思ったら、気持ちが軽くなりました。

マーラ・ヤマウチさんからの「一緒にがんばりましょう」との言葉を反芻します。
レースに参加しゴールを目指すのは、
トップランナーも市民ランナーも同じなのですね。
それでも、このレースで一番長く感じた5キロでした。

~20キロ。
現在のペースを維持すれば、1時間35分を切ることができる。
そう告げられ、黙々と足を動かします。視線は前を見据えて。

――静岡は、小学生時代の父の単身赴任先。
駿府城公園は、夏の大きなお祭りの会場として何度か訪れた場所です。
迷子センターのお世話になったことも。そのくらい広い広い公園です。

ラスト2キロ。
駿府城のお尾堀端を走る風光明媚なコース設定。
延々と続く城壁と、その広すぎる敷地を恨めしく横目で見ながら
ゴールへの入り口が見えることを待ちわびます。
城壁の入り口がわからなくなり、ヘトヘトになった忍者の心境・・・。

ゴールゲート前。
時計の表示では、1時間34分台。このまま、ゴールへ駆け込みます。

ゴール!1時間34分31秒。
拳を突き上げ、うれしさを爆発している自分がいました。
やった!晴れ晴れとした気持ちで心が満たされます。

アラキさん、本当にお世話になりました。
「レースを投げ出さなかったこと」をほめていただいたことが
何よりもうれしかったです。(終始、余裕で走る姿がうらやましかったです。)

――同じ日、上の子供が野球の試合で
初めてキャッチャーとして練習試合に出場しました。

緊張しながらも、ボールに対して良い反応ができたとのこと。
短いキャッチャーフライも、すぐにマスクを外して
のけぞりながら果敢にキャッチングを試みたそうです。
「あのボールが取れてたら、今夜の夕食は焼肉だったのになぁ~」と
コーチやチームメイトから声をかけられたと、うれしそうに報告してくれました。

私も負けてはいられません!
次は、3月16日・湘南国際30k、そして本命の4月20日・かすみがうらフル。
じっくりと足を休めつつ、次のレースの準備をしたいと思います。

3月になり、春の訪れとともに
我が家のスポーツシーズンも本格到来です。
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by sa-ya-sa-ya | 2008-03-10 21:00 | レース報告